スマホの充電が切れた時に出先で充電ができるモバイルバッテリー。
日常使いから旅行やキャンプなどのアウトドアでも大活躍するアイテムです。
そんなモバイルバッテリーの中でも最近注目されているのが、太陽光で充電ができるソーラーモバイルバッテリーです。
特に最近は災害によって電源が確保できない時の携帯用充電器として注目されています。2018年に発生した震度7を記録した北海道胆振東部地震では、北海道全域が一時ブラックアウトしてスマホの充電ができずにパニックになりました。
被害状況や避難所情報などを得るために、スマホや携帯、タブレットなどの連絡手段は常に確保しておきたいところです。
そんな時に役立つのがソーラーモバイルバッテリーです。
この記事では、コンパクトで持ち運びも楽な小型ソーラー充電器の選び方やおすすめ商品についてまとめているので購入前の参考にしてくださいね。
小型のソーラーモバイルバッテリーの選び方
ソーラー充電器と言っても2種類あります。
それがパネルタイプとバッテリー一体型になっている小型タイプです。
この記事では持ち運びに便利な小型のソーラーモバイルバッテリーを中心に選び方やおすすめの商品について紹介していきたいと思います。
小型のソーラーモバイルバッテリーの特徴としては、電源からも充電ができるので日常生活でもモバイルバッテリーとして普段使いができる点です。そのためデザインも持ち運びに適したコンパクトなデザインになっていることが多いです。
小型タイプは充電時間の鍵となる変換効率があまり良くない
まず、ソーラー充電器の選び方として一番に重要と言われているのは「変換効率」です。変換効率を簡単に説明すると、モバイルバッテリーが太陽光によって満タンになるまでの充電時間(蓄電時間)と言い換えることができます。
〇〇%と記載されることが多く、最大でも30%と言われていて、20%前後でもソーラーモバイルバッテリーとしては十分にハイスペックと言えます。(基本的には、エネルギー変換効率が高い太陽光パネルほど、性能が高い太陽光パネルになります。変換効率が高い太陽光パネルのほうが、より多くの電気を発電することが可能となります。変換効率が高くても、パネル容量が同じであれば、発電量は同じです。)
しかし、持ち運びのできる小型タイプのソーラーモバイルバッテリーの場合は商品ページで変換効率が表示されているケースはほとんどありません。というのも、小型タイプのソーラーモバイルバッテリーは見てわかるようにパネル面積がソーラーパネル型とは全然違います。
なので当然パネルタイプのソーラー充電器よりも変換効率は劣ります。
10分の1、20分の1程度ぐらいです。
つまり、そもそも小型タイプのソーラーモバイルバッテリーは間違いなくソーラー充電だけでは使い物にならないと考えておくことが重要です。よく、ソーラーモバイルバッテリーの口コミとして全く充電ができないといった口コミが目立ちますが、電源からの充電と比較すれば遥かに劣ります。
感覚とすれば、5分程の通話ができるようになれば十分といったレベルです。
ソーラー充電がメインではなく、あくまでも電源から充電をして普段使いできるモバイルバッテリーに+αとしてソーラー充電ができるといった感覚のものです。
この認識を間違うと、非常時にソーラー充電ができると思って買ったのに全然充電ができない!と不満を募らせる結果にもなりかねないので注意しましょう。
災害用の備えとしても大容量タイプが人気!
容量はソーラー充電器に限らず、モバイルバッテリーにとって重要な要素です。
やはり、大容量のモバイルバッテリーのほうが人気になる傾向があります。
もちろん、大容量のほうが値段は多少高くなります。
モバイルバッテリーの容量はmAhで表示されますが、当然数字が高ければ高いほど大容量のモバイルバッテリーと言えますが、最近はスマホフル充電何回分などデバイス毎に何回フル充電ができるか?といった表現をしている機種も多いです。
実用性のあるバッテリー以外の機能も!
小型ソーラーモバイルバッテリーの中には災害時やアウトドアでの使用を考えて、充電以外の機能を兼ね備えているソーラー充電器もあります。
例えば、LEDライトが搭載されていたり、シガーソケットのような機能もあります。またアウトドアでの使用を前提として防水や防塵加工が施されているものもあって、災害時の使用を考えるなら防水・防塵機能は実用性が高いと言えるでしょう。
小型ソーラーモバイルバッテリーのおすすめ商品
それでは小型ソーラーモバイルバッテリーでおすすめの商品を紹介します。
商品の口コミも合わせて掲載しているので購入の参考にしてくださいね。
またソーラーバッテリーメインで考えている方にはソーラーパネル型の一押し商品を紹介しているので災害の備えとしてソーラーモバイルバッテリーを購入したい方はそちらも合わせて参考にしてください。
KEDRON モバイルバッテリー 24000mAh
どれぐらい大容量か?というと、iPhone6を8.5回、iPadAirだと3回フル充電ができます。
大体どのスマホでも5回から6回はフル充電ができるソーラーモバイルバッテリーです。
口コミを見ると、大容量の分本体の重さがあるので持ち運びと言っても日中は車で移動している人などの持ち運び用モバイルバッテリーとして人気があります。
Soluser モバイルバッテリーソーラーチャージャー
容量は10000mAhとやや控えめですが、防水・防塵機能を搭載しているので災害時やアウトドアで使用する場合など実用性は高い機種です。
LED機能も付いていますね。
見た目がゴツいですが、口コミでも多く評価されている点として値段が安くコストパフォーマンスに優れているので万が一の備えとしては重宝するでしょう。
ソーラーだけで使いたいならアンカーのソーラーパネル
パネル型のソーターモバイルバッテリーなのでパネルを広げるとそれなりの大きさになるので持ち運びや普段使いとなると、若干使いづらいですが、災害時やアウトドア時には大活躍します。
物凄く晴れている日であれば4時間程度でスマホならフル充電できるでしょう。
多少くもりの日でもそれなりに太陽光発電が可能です。万が一の時の備えや、年に数回のアウトドアの時に使用するためのソーラー充電器であればこれを持っていれば十分と言えるスペックとコスパです。
こんな記事もついでに読まれています
今回はソーラーモバイルバッテリーに焦点を当てて紹介してきましたが、持ち運び重視ならやっぱり重さや薄さはとても大事になってくると思います。
ソーラーバッテリー同様に細菌は技術の進歩によってとても薄いモバイルバッテリーが登場していて財布のカード入れに入るぐらいのレベルになっているので薄さを重視したモバイルバッテリーをまとめてみたので気になる方は見てくださいね。
>>【最薄】10mm以下の超薄型モバイルバッテリー容量別おすすめ3選
さいごに
普通のモバイルバッテリーでも数日程度は十分補えるかもしれませんが、それ以上電源が使えないとなるとソーラーバッテリーがあるととても便利です。
持ち運び可能な小型タイプだとフル充電までに何十日かかるかわかりませんが、少しでも充電ができることで被害情報の確認や知人への連絡ならできると思います。
なのでソーラーモバイルバッテリーも万が一の時のための備えとして準備しておくといつか役に立つ時が来るかもしれませんね。