地震や台風などの災害時や、アウトドアなど近くに電源がないようないざという時に持っていると便利なのが手回し充電器です。
スマホの充電だけではなく、手回しでラジオを聞いたり、ライトを付けたり、サイレンを鳴らしたりできるような多機能タイプの手回し充電器が売れ筋になっています。
この記事ではそんな手回し充電器の選び方やおすすめ商品を紹介しています。
「なんでこれが売れているの?」と思ってしまうような手回し充電器も多いので購入前の参考にしてもらえればと思います。
目次
スマホの手回し充電器の選び方
「手回し充電器ってどれくらい回せばどれぐらいの時間スマホが使えるの?」
まず疑問に感じるのはこの点ではないかと思います。
機種によって多少の差はありますが、基本的にはスマホを充電するためには1秒間に2回転の早さで手回しをする必要があります。
で、そのペースで15分程回してスマホを2%~3%充電できるレベルです。
もちろん、これにも機種によって多少の差はありますし、スマホの電源が0%の状態から充電するのであればもっとパワーを必要とします。
いずれにしても、手回し充電器を購入する前に知っておいたほうがいいのは、手回し充電器はあくまでも緊急用・非常用のためのものということです。
なので普段の生活の中で電源が近くにないような外出時にスマホを充電するために手回し充電器を買うのはやめたほうがいいです。
手回し充電器を選ぶ際のポイントは5つ。
・回しやすいハンドル
・多彩な充電方法
・バッテリー容量
簡単に説明していきましょう。
本体に蓄電できるタイプ
手回し充電器には本体に蓄電できるタイプとそうでないタイプがあります。
先程スマホの充電には1秒間に2回の早さで回さなければいけないと紹介しましたが、これ以下の早さの場合はスマホに充電できません。
回すスピードが安定していないと、充電できたり、できなかったりと不安定な電流をスマホに流れることになって故障の原因にもなります。
できるだけスマホを長く使うためには、その都度手回し充電器を回すよりも一度手回し充電器に溜めてから一気にスマホを充電するのがおすすめです。
もちろん、手回し充電器で一度モバイルバッテリーに蓄電してからスマホを充電でもいいのですが、モバイルバッテリーを購入する必要があるのでそれならばあらかじめ蓄電ができる手回し充電器を購入するのがおすすめです。
回しやすいハンドル
実際に手回し充電器を回してみるとわかりますが、結構疲れます(笑)
特にハンドルが小さいと人差し指と親指がかなり痛くなってくるのでハンドルは回しやすそうなハンドルに越したことはありません。
多彩な充電方法
手回し充電器には手回し以外にも、ソーラー発電やUSBなどを使って充電できるタイプがあるので、手回しだけよりかは他の充電方法も使えたほうが利便性は高いでしょう。
バッテリー容量
同じ蓄電できる手回し充電器でも、それぞれバッテリー容量は異なります。
ざっくりですが、スマホを1度フル充電するためには3000mAhが一つの目安です。
(最新の機種はもっとバッテリー容量が必要になります)
モバイルバッテリーでもそうですが、バッテリー容量が大きくなればなるほど本体の大きさと値段が上がります。
通販の売れ筋商品から選んだおすすめの手回し充電器3選
では、上記の基準を元にして楽天の売れ筋ランキングからおすすめの手回し充電器を3つほどピックアップしてみました。
一つ注意点としてどの商品もiPhone用のUSBケーブルは付属していません。
多機能ラジオライト IFD-019
充電方法:手回し・ソーラー・USB
こちらはソーラー充電も可能な手回し充電器です。
ラジオや点滅サイレン、LEDライトといった機能も付いています。
2480円と値段からしてもバランスの取れている商品だと思います。
唯一気になるのは、手回し充電のハンドル部分が小さくて指疲れるだろうな~という部分ですね。
とはいえ、非常時の使用であると割り切れば十分おすすめです。
アイリスオーヤマ手回し充電ラジオライト JTL-23
充電方法:手回し・USB
アイリスオーヤマの手回し充電器です。
充電以外のラジオなどの機能は他に紹介している商品と同じような機能です。
こちらは、携帯電話用の充電プラグが付属しています。
また内蔵の電池はリチウムイオンポリマー電池が使われています。
(通常はリチウムポリマー電池が多い)
このリチウムイオンポリマー電池は1年間使わなくても、約20%しか放電しないのでフル充電しておいて災害バッグに入れておけば万が一の時でもある程度蓄電されている状態から使い始めることができます。
気になる点としてはバッテリー容量450mAhが若干少ないかな~といった程度ですね。
Defend future ダイナモラジオライト
充電方法:手回し・ソーラー・USB
こちらも基本的な機能は上記で紹介した2商品と特に大きな違いはありません。
強いて言うならライトが懐中電灯としても、スタンドライトとしても使えて調光できるところでしょうか。
1年保証も付いているなど、上記2商品よりもちょっとずつ優れた点が多いのですが特筆すべきはバッテリー容量の多さで上記2商品のおよそ3倍は充電が可能です。
その代わり値段は2000円程高いのでそこをどう考えるか?になってくるでしょう。
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さいごに
スマホや携帯の充電ができる手回し充電器のおすすめ商品をピックアップしてみました。
この記事を書いていてふと思いましたが、サイレンは別にしてラジオやライトはスマホでも代用できるので大容量モバイルバッテリーを1台買ってフル充電して防災バッグに入れておいてもいいかもしれませんね。